
- いくつか職種や部署異動をされていますね
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前職を退職したあと、職安でたまたま会計の仕事を見つけました。銀行に勤めていた経験からお札を数えることが得意だったため、15年前に医事課に入職しました。その後、病棟や訪問介護事業所、グループホームへと異動し、現在の部署で8年目を迎えています。入職して1年も経たない頃、私自身が身内の介護をしていたときに「面白い!」と感じる出来事がありました。これが仕事にできたら天職だと心から思ったのです。もともとヘルパー資格を取得したいという思いがあったので、希望して療養病棟へ異動しました。また、精神科病院として早くから窓格子を撤廃し、いち早く身体拘束ゼロを掲げて取り組んでいると聞き、「やりたい仕事を見つけた」と強く感じました。その後、土日に通学して介護ヘルパーの資格を取得させていただきました。
- 希望での異動でないこともあったようですが
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サービス提供責任者を打診されたときは一度断りましたが、外で昼食をとる機会があるのも良いかもしれないと思い、最終的に引き受けることにしました。私は基本的に変化を好む性格です。グループホームで働いている間に精神保健福祉士の資格も取得しました。現在は介護福祉士として勤務していますが、その中でも精神保健福祉士の資格が役立っています。自信のなさが根底にあるため、「学ばなければ」という思いが常にあります。行く先々で新たな学びや得るものがある――それが私が働き続けられる理由なのかもしれません。
- 共和会に対しての思い
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共和会には、共和会への愛着や思い入れの強い方がいらっしゃいます。私が岐路に立ったときには、そうした方からアドバイスをいただき、「自分は間違っていない」と確認するようにしています。
- 仕事を「好きになる」要因は
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共和愛でしょうか。私は共和会が好きなのです。新卒のときには「仕事は楽しいものではない」と教わりましたが、ここでは違っていて、「仕事は楽しくていいんだ」と感じています。
- キャリアデザインに悩む人に一言メッセージを
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自分の中に軸を持つことって大事だなと思います。ラッキーなことに、共和病院にはいろんな職種やチーム、それに相談できるツールも揃っていて、岐路に立ったときにはいろんな人に聞けるんです。大事にしているものさえ傷つかなければ、挑戦してみて、周りに助けてもらえばいいんじゃないかなって思います。


